映画「いかレスラー」「ヅラ刑事」「日本以外全部沈没」「ギララの逆襲」「地球防衛未亡人」「大怪獣モノ」「遊星王子2021」「突撃!隣のUFO」などで日本のバカ映画の巨匠と呼ばれる河崎実監督の代表作こそ、実は「電エース」です。1989年にバンダイのビデオマガジンの1コーナーとして始まったこの作品はその後、関西テレビ・ポニーキャニオン・USEN・松竹衛星劇場・キッズステーションなどがスポンサーとなり、多くのシリーズが製作されました。2024年には製作35周年を迎えます。第一作は河崎実監督自身が主演で、ビールを呑んで「気持ちよくなる」と変身し、身長2000メートルの巨人となり東京タワーを武器に怪獣と戦うという、完全にどうかしている常識を超えた特撮ヒーロードラマです。本作は、「電エース」シリーズ35年の映像の中からよりすぐったものを再編集し、新作をつなげた形の初の劇場用映画です。キックボクシング元世界チャンピオン小林さとしと、昭和歌謡の貴公子タブレット純がダブル主演。共演者は、ハリウッドザコシショウ、古谷敏、半田健人、吉田照美、藤波辰爾、チャンス大城、グレート小鹿、勝呂誉、清水綋治などのカオスな顔ぶれ。

電一(でんはじめ)は、きもちがよくなると身長2000mの巨人に変身する宇宙人の仮の姿だ。彼は地球を襲う様々な怪獣や宇宙人と戦ってきた。彼が地球にきてから35年、一は弟・電五十郎の恋愛相談にのる。しかしそのすきにハリウッド星人が襲ってきたが、死闘の末勝利する。五十郎の弟・電五十二郎は、昭和を消し去る目的のユーリク星人の攻撃をうけるが、辛勝する。平和が戻った中、電五十郎は失恋を引きずったまま立ち直れずにいたが、世の中ではある異変がおきていた。SNSで幸せな投稿をした人々にクソリプクソコメが殺到し、失踪する事件が多発。これは、人類の邪悪エネルギーが好物のムクリタ星人の仕業だった。五十郎と五十二郎は星人に立ち向かうが、人間たちの邪悪エネルギーを吸った最強の星人には敵わない。果たして地球はどうなる!?

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